Starlink https://www.starlink.com/を触れる機会があったので、あれこれメモをしておく。
今なら初期費用36,500円、月額6,600円ですよ。離島や山間部、僻地は早く導入したほうがいいと思う。後述しますが200MBくらいは出ますよ。
Starlinkサイトは英語だが慌てず日本語に切り替えれば問題ない。住所を入れるフォームについては、言語自体は日本語にローカライズされているがフォームの並びはローカライズされていないので、その点は戸惑う人もいるかもしれない。決済はクレジットカードのみ。2023年2月23日現在、Starlinkキットはネットから注文から1週間もしないうちに納品された。
接続は極めて単純。全てセットアップ済みの状態で納品されるので、rectangleアンテナとルーターを繋ぎ、電源をON。WIFIのSSIDを決めれば、もう運用に入れる。
1,アンテナはパラボラアンテナではない
こんな画像を見ると、衛星の電波を受けるパラボラアンテナのようで、BS放送などのようにアンテナの方角が衛星の方角のように見えるが、そうではない。この白い部分には機械が詰まっており(たぶん)、意外と重い。ただの電波受信アンテナではない。

付属しているこれはただのWIFIルーター。なお、表面のStarlinkロゴみたいなものはただの絵である。光らないから騙される。

2,空は広ければ広いほど良い
Starlink Coverage Tracker https://starlink.sx/ を参考とする。
基本的には北の方角に長い楕円形のエリア(画像の緑色のエリア)が衛星の電波を受けられる範囲である。

確かに衛星は北側に多く飛んでいるので、これを追いかけるためにrectangleアンテナも北を向き、時間によって角度がやや微調整される。概ね、角度は北側~天頂を向いている。周りの障害物を検知するので、それを踏まえて角度が決定されるのだと思われる。
Trackerを見ていると、リンクする衛星はかなりのスピードで緑エリアを通過し、エリアを外れると別の衛星に切り替わる。ビルなどの障害物があって電波が受けられなくなると、他の衛星に切り替わるのだけれども、その間は「疎通できません」になると思われる。
衛星は西から東に移動し、北東に向かって進むものと南東に向かって進むものがある。そのため、北側だけでなく、全方位の空が空いているのが最も条件がよい。rectangleアンテナは北に向いていたとしても、南側はちゃんと受信する。
3,Starlinkアプリは電力を消費する
iPhoneのStarlinkアプリを入れると、ネットワークの疎通状態を見ることができ、どのぐらい接続が切れているかをリアルタイムで調べられるが、リアルタイムでやるということはそれだけ電池の消費が激しいのであり、iPhoneがものすごく熱くなる。笑い。月、火、水と3日間Starlinkを使ったが、この1週間で約半分をStarlinkアプリがバッテリーを消費している。

4,residential契約のportabilityについて
通常、住居やオフィス向けのresidential契約は、契約住所以外の場所ではベストエフォートになる。これを防ぐのがportability契約である。2600円払うと、10日間移動してよくなり、任意の場所でも高速接続になる。最初1か月だと思っていたら10日だった。どこにも書いていなかったのでStarlinkには反省を求めたい。約款に書いてあるって?わからねえよ。
Portabilityについてはここを読むと良い。
https://support.starlink.com/?topic=1426e78a-7384-0334-3fc0-ddf5a76d7afe
なお、Starlinkアカウント管理からportabilityは追加と削除ができるが、削除の時はこんな画面が出る。追加の時は取りそびれた。わらい

スピードテスト
スクショでは159Mbps。200MBを超えるときもあり、フレッツ回線並みに早いと感じる。GoogleスピードテストやFast.comでも同じぐらいの速度なので、Starlinkアプリに騙されているわけではない。僻地は一刻も早く導入したほうが良いと思う。
